サービス業(飲食含む)の離婚率は残念ながら高いようです・・・
こんにちは。約9年間飲食業界にお世話になってますれおまめです。
結婚して3年が経ちます。夫も飲食業です。
飲食業とは・・・サービス業であり、基本的にはお客様の動向に合わせて仕事をします。
だからどうしても家庭の都合は二の次になってしまう職業です。
周りの飲食仲間にもバツイチはちらほら居て、やっぱりどちらかが企業にお勤めだったりすると中々この仕事を理解してもらえずにすれ違いを生んでしまうという話もよく聞きます。
でも・・・なんかそれって勿体無くないですか?
せっかく結婚を意識する程の相手なら、その仕事を理解してあげることは出来ないのでしょうか?
私が飲食に染まりすぎて麻痺してるのか!?!?!?
麻痺していたとしても、飲食業の人と結婚するとはどういうことなのかを、中の人目線で解説していきたいと思います。
またケースごとに考え方のポイントも含めてまとめていきますので参考にしてみて下さい。
生活リズムが人と違います
土日祝日出勤は当たり前
ここはなんとなく想像がつくと思いますがサービス業にとっては残念ながら避けられないところです。
世の中の人が休んでいる時こそ稼ぎ時なのがこの業界です。
ここで意識したい考え方のポイントはこちらです。
- ここで責めるべきは本人ではない!(本人にはマジでどうしようもない)
- 「日曜休みたい」って言った時に上司や同僚から白い目で見られることもあるけど、彼(彼女)はそういうことに耐えられるメンタルの持ち主ですか?
- ここで稼がなきゃ店の売り上げも上がらない→結果給料も上がらない!(極論)
- どうしてもの時はちゃんと代わりの人を見つけて事前に言っておけばシフトなので調整できることもある!
個人的に一番重要なのは1です。
責めるべきは本人ではありません。
本人だって休めるものなら休みたいはずですし、家族と休みが合わないことへの罪悪感だって絶対にあります。
どうしようもないことを責めるのは効果的ではありません。
それよりも理解して祝日の仕事も「頑張ってね」と送り出してあげることで相手も安心して働けますし、家族に理解してもらえているということが活力になり、結果的にそんなあなたをより大切な存在として感じてくれることでしょう。
そもそもここを責める時の心境には「私と仕事どっちが大事なの?」というものが根本にあると思います。
この場合結局どちらと答えてもあなたは満足しないはずです。
でも相手を理解してあげることで「あなたを大切に思っている」という気持ちが返ってきます。
恐らくそれがあなたが欲しかった答えなのでは?と思うのです。
深夜帰宅は当たり前
これはお店の営業形態によりますが、お酒を出すお店であれば早くても22時ラストオーダーくらいです。
そこから洗い物や食材の片付け、掃除、明日の発注や仕込みチェックをしていたらあっという間に日付は変わってしまいます。
嵐のように忙しい営業を終えた後にそれをやるので、1日の疲れから多少は作業のスピードも落ちたりします。
そんな感じなので帰り道にコンビニで買ったビール片手に帰宅、というのもよくあることです。
うちの夫は帰り道氷結片手に歩きながら途中で眠くなり、ふらついて道端の花壇に突っ込んだことがあります。
そもそもめちゃくちゃ飲みたくなる運動量ですし、毎日「自分お疲れ」と言いたくなる状況なのです。
ここで考え方のポイントです。
- 決して遊んでいたわけではない!めちゃくちゃ頑張って働いてこの時間なだけ!
- めちゃくちゃ頑張ってたら、そりゃ帰り道でアルコール摂取したくもなるよね!
- あの営業の後に浮気とか出来る体力あるなら逆に凄いわ!
- 浮気が心配だったら一回抜き打ちでその店に食べに行くといいかも!
帰りが遅かったら浮気とか疑っちゃうのも無理ないかなと思いますが・・・
でも店の忙しさにもよりますが、大抵そんな体力ないと思います。
どうしても気になる人は突然食べに行ってみて下さい。
職場にどんなスタッフがいるのか、お店はどのくらいの忙しさなのか。
もし暇そうな店で、メニューもそんなに多くないのに帰りが明らかに遅かったり、職場のスタッフの中にピンとくる人物がいたなら覚えておきましょう。
「奥さん(旦那さん)が実際に食べに来た」というのはちょうど良い牽制になると思うのでそこから相手の反応を探ってみるのも良いかもしれません。
休みの日に寝てても責めないで
普段中々休みも合わないし、たまに休みが一緒だったとしてもぐっすり寝てて全然起きない・・・
確かに寂しい気持ちになります。せっかくの休みなのに!と不満に思う気持ちはよく分かります。
この場合の考え方のポイントです。
- 寝る時間込みで休日の予定を組む!
- 何かイベントを考えているなら先にしっかり伝えておく!
私の場合ですが「もう寝ないとダメなんだな」という気持ちで夫を見ています。
そもそも夫は特によく寝るタイプなのですが、しっかり寝て100%まで充電しないと結局出掛けたところで出先で寝てしまいます。映画なんて絶対寝ます。シルクドソレイユですら寝てました。なんならレストランに行ってコースの途中で寝た時もありました。
なのでもう無理に連れ出そうとは思いません。
好きなだけ寝たら良いさ。
そのうち夫は目覚めます。
そしたら「ごめんすげぇ寝ちゃった!!」と言って償いとして夕ご飯を作ってくれたりします。
それで良いのです。
どうしても一緒に行きたいイベントや旅行などの時は数日前から繰り返し伝えて夫の脳に予定を刻み込みます。
そしてその前日の段階で夫が早めに床に就けるよう夕食も手短にしたりスマホをいじろうとしたら早く寝るよう促したりして最善を尽くします。
ただ夫が休みで私が仕事の日に一日中寝てたりする場合もあります。
あるんですよ!!
皆さん。覚悟は良いですか。
これは正直がっかりしますが「もう寝ないとだめなんだな」という気持ちを持つことで多少は立て直すことが出来ます。
要は「期待しすぎない」ということです。
期待せずに帰れば、逆に掃除も夕ご飯の準備もしてあった場合は素直に感謝出来ます。
あ、寝ないとダメなのに今日は頑張ったんだな、
って思えます。
1、2年で店を変えるのも珍しいことではありません
飲食で給料を上げるには
一般の企業でしたら入社して何年か働いていく中でキャリアアップしていくことが通常ルートかと思いますが、飲食の場合は店を変えることでキャリアアップしていくというパターンが多くあります。(飲食に限るというわけでもないと思いますが)
今まで働いていた店で腕を磨いたけれども、シェフは固定でスーシェフ以上のポジションに行けないことが分かりきっている場合、それ以上の収入は見込めません。
だから店を変えることが収入を上げる方法の一つになります。
経験を積むためなら悪いことではない
または将来独立したいという人はその為に必要な料理のジャンルの店を2、3年ごとに変えていくことで自分の幅を広げるというパターンもあります。
フレンチをやって、イタリアンもやったけど、和食の世界も経験しておきたい、みたいな人は珍しくありません。
もちろんずっとフレンチ、ずっと和食、という人もいくつかの店を経験することでその店ごとのやり方や調理法を学ぶことが出来ます。
なのでここでの考え方は
- 店をちょくちょく変えてたとしてもびっくりしないで!
- なぜ店を変えるのかという理由を理解してあげてほしい!
理由が前向きであれば珍しいことではないので大丈夫です。
店の人間関係や労働環境が合わないと感じたことが理由の場合は、むしろもっと早めに環境を変えることをオススメします。
これは「本人が変わるか」「環境を変えるか」の2択になります。
年齢にもよりますが、早いのは「環境を変える」方が早いです。
極端な話働き始めて1日目で「合わない」と思ったらこだわる必要はないと思います。
店は一つじゃありません。
これも本人のメンタルを守る為です。
まとめ
飲食業の人と結婚を考えている人に知っておいて欲しいことをまとめると
- 土日出勤、深夜帰宅を避けることは難しいし、本人を責めても仕方がない!
- 休みの日は多分ずっと寝てるという前提でいる。活動してくれてたらラッキー!
- 店を変えることは前向きなら全然あり!
こんな感じです。
あとは飲食の人が普段どんな労働環境で働いているのかも紹介できればと思うのでそれはまた別記事にしたいと思います。
飲食の人間と結婚することは一般的な結婚生活のイメージ通りにはいかないかもしれませんが、大事なのは「結婚がしたい」のか「この人と結婚したい」のかだと思います。
「この人と結婚したい」と思っている相手がたまたま飲食だった場合の予備知識として参考にして頂ければ幸いです。
コメント